「物語形式」でお届けする、自信が持てない/自分を好きになれない思考の正体①

心理学で証明されている「ネガティブな思考の癖」がある?
  
こんにちは。ブルーボトルコーヒーのコーヒーを頼むなら、
ファミマのコーヒーで十分じゃね?と思っている庶民派の
元・精神科看護師であり、現役心理カウンセラーのさいとうよしゆきです。

このレポートは「自己否定症候群(ジコヒテイシンドローム)」という状態により
”なぜか”自分に自信が持てない/”なぜか”自分には価値が無いと思い
無条件で自分のことを否定的に考えてしまう事によって
日常生活で様々な苦しさを感じている人の改善を目的としたものです。
  
これから、とある悩める女性と、カウンセラーの会話形式で
「思考の癖」を説明致します。あなたに当てはまりませんか?
   
もし「私の事かもしれない…」と思ったら、それは
あなたらしい生き方を妨げる、自己否定症候群の状態かもしれません。
   
このレポートが、あなたの日常のお役に立てば、幸いです。
   
   
   
  
   
   
   
   
   
    
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あなたを苦しめる思考の癖①「すべて私が悪い思考」

【登場人物】
  
斉藤さん(相談者)
31歳女性。職業看護師。自分に全く自信が持てず、生き辛さを感じている。
気弱な性格でもあり、自己否定症候群に苦しむ。
     
カウンセラーさん
斉藤さんを担当する神出鬼没な謎のカウンセラー。様々な場所でバイトをしている。
自己否定症候群の治療を専門としている。  
 
*****************
   
   
   
  
   
   
   
   
   
    
ーPM21時”病棟”ー
   
  
斉藤さん
「終わった…」
   
  
斉藤さん
「げっ、もう9時か…」
  
    
斉藤さん
「あぁ〜無理。もう無理。こんな時間まで残業なんて…明日も普通に仕事だし…」
    
  
女性師長
「斉藤さん、仕事終わったの?」
   
  
斉藤さん
「は、はい…一応は…」
    
   
女性師長
「…」
  
   
斉藤さん
「…(うう、気まずい…この人なんでいつも、こんな不機嫌そうなんだろう…)」
  
   
女性師長
「…終わったなら早く帰りなさい。こんな時間まで残ってる人は、あなただけなんだから。」
   
  
斉藤さん
「は、はい。すみません…」
   
   
女性師長
「あ、あとね。患者さんからクレーム来てたわよ?あなた、自信無さげだから採血されるのも不安だって。看護師として、患者さんに心配をかけたらダメでしょう」
  
   
斉藤さん
「は、はい。すみません…」
  
   
女性師長
「みんな、あなたのこと心配してるのよ。もう新人でも無いんだからしっかりしてちょうだい。」
  
    
斉藤さん
「みんな…わ、わかりました…。すみません。すみません…」
   
  
  
ーPM21:30”帰路”ー
  
    
  
女性師長
(みんな、あなたのこと心配してるのよ。もう新人でも無いんだからしっかりしてちょうだい。)
  
  
斉藤さん
「はぁ…なんで私、こんなに仕事ができないんだろう。こんな時間になるまで頑張らないと終わらないなんて。先輩が言うように、みんなに迷惑かけてばっかりだし。」
   
   
斉藤さん
「師長…いつも不機嫌だなぁ。全然笑わないし…そりゃそうだよね。こんな出来ない部下がいるんだもん。そりゃ苦労するよ。」
   
  
斉藤さん
「私なんか、職場に居ない方がいいんじゃないかな。患者さんも、同じ職場の人も、仕事が出来ない私がいると迷惑するに決まってる。全部私が悪いんだよ…私なんて、居ない方が…」
  
   
斉藤さん
「もう、消えてなくなっちゃいたいなぁ…」
  
   
斉藤さん
「ハーゲンダッツの新作でも買って帰ろう…」
  
   
  
ーPM22:00”コンビニ”ー
  
   
   
斉藤さん
「えーと…アイス売り場は…あ、こういうのって、大体お店の一番奥だよね…」
  
  
  
(カサッ)
  
  
    
斉藤さん
「?後ろで音が…あ、私が歩いた通路にポテチが落ちてる…服にひっかけた?それにしては遠いし…でもコンビニには私しか居ないし、私がきっと落としちゃったんだよね。戻そう…」
  
   
  
(ポトッ)
  
    
   
斉藤さん
「?また、後ろで音が…えっ?今度はチョコレートが落ちてる…また、私が落としちゃった?店員さんに注意されたら嫌だし、戻しておこう…」
  
   
  
(コンッ)
    
  
   
斉藤さん
「ええっ!今度は…ハーゲンダッツが落ちて来た!なんで?私、まだ売り場まで行ってないのに…私?私が悪いの?実際、お店に人も居ないし…私…だよね…」
    
  
   
(ガシャン!!)
   
  
  
斉藤さん
「今度は陳列棚が!」
   
  
   
(ガガガガガ!)
   
   
   
斉藤さん
「まるでドミノ倒しのように倒れ始めた!」
    
   
  
(ガガガガガ!)
   
  
  
斉藤さん
「ど、どうしよう!知らないうちに陳列棚を押しちゃったのかも!止めないと…」
   
  
  
(ゴゴゴゴゴ!)
   
  
   
斉藤さん
「ああっ!陳列棚ドミノが、私の方向に!!このままだと潰されちゃう!」
   
  
  
(ガガガガガ!)
    
  
   
斉藤さん
「も、もうダメ…避けられない…!私が倒した棚につぶされちゃう…って、自業自得だよね…たぶん、私が悪いんだもん…でも、チョコレートの棚につぶされるなら本望かも…ああ、苦しい人生だったなぁ…最後に見た景色が、アルフォートで…良かった…さよなら…」
   
  
  
(ガシィィィィィッ)
    
  
   
斉藤さん
「…?あれ?私…生きてる…?
って、店員さんが!棚を抑えて止めてくれている!?」   
   
   
ーPM22:15”カウンセラー登場”ー
     
   
店員
「この…大バカヤロウ!!
   
  
斉藤さん
「えっ…えっ!?」
   
   
店員
「お前…今、何と言った!?」
   
  
斉藤さん
「え…私…生きてる…?って…」
  
    
店員
「違う!その前だ!自業自得だと言ったな!?」
   
    
斉藤さん
「は、はい…そう言えば…」
   
  
店員
「バカヤロウ!お前が歩いただけでこんな事態が起こるか!うぬぼれるな!!」
   
   
斉藤さん
「で、でも…実際、このコンビニには私しか居なかったし…というか、ありがとうございます…棚を止めてくれて…すみません、私のせいで…あなたは、店員さん…?」
  
   
店員
「違う!俺は…心理カウンセラーだ!!」
    
   
斉藤さん
「ええっ!?でも、青と白のしましまの制服着てますよね…?」
    
   
店員
「いかにも!しかしカウンセラーだけでは食っていけないから、○ーソンで深夜バイトをしているんだ!!」
    
   
斉藤さん
「そんなこと堂々と!」
  

店員
「それはさておき、お前…俺が今抑えているこの棚が倒れたのも、この店がこんな事態になったのも、お前のせいだと言うのはどういう訳だ?」
    
   
斉藤さん
「あ…だ、だって他にお客さんもいないし…地震が来たわけでもないし…お菓子が落ちたり、棚が倒れだして、お店がこんなにめちゃくちゃになっちゃったのは私のせいとしか…」
       
   
店員
「お前、お菓子が落ちたのも、ハーゲンダッツが転がってきたのも、棚が倒れたのも、お前がやったのだという確かな心当たりがあるのか!?」
       
   
斉藤さん
「い、いや…それは無いですけど…」
  
  
  
  
  
  
  
店員
「なら、もっと堂々としていろ!!お前は、何も悪く無いッ!!!」
   
  
    
  
  
  
  
   
斉藤さん
「ロー○ンの店員さん…」
      
   
店員
「カウンセラーだ!!」
        
   
斉藤さん
「カウンセラーさん…」
    
   
店員
「心理学に、『個人化』と呼ばれる思考の癖がある」
       
   
斉藤さん
「個人化…?思考の…癖…?」
       
   
店員
「そうだ。スタンフォード大学の精神科医、デビット・D・バーンズは『あらゆる否定的な出来事の原因を、自分に結びつけ、自分に責任が無いことでもすべて自分のせいだと考えてしまう心理がある。それは”個人化”という思考の癖である』と述べている。」
       
   
斉藤さん
「癖…」
       
   
店員
「お前、今回のことだけでなく、例えば職場でも『上司が不機嫌なのは、私のせいかも〜☆』とか『私が居ると迷惑をかけるから、私なんて居ない方がいいかも〜☆』などと考えてはいないか!?」
      
   
斉藤さん
「ま、まさにそう考えています…星はつけませんが…」
       
   
店員
「そんなお前に、ひとこと言わせろ。」
     
  
  
  
  
  
  
店員
「どんだけ自己中やねん!!!」
   
「悲劇のヒロインか!!!」

  
  
  
  
  
    
   
斉藤さん
「ふたことに増えてる!」
       
   
店員
「出来事が全て、自分の行動に起因していると考えるなど、ネガティブな自己中心性だと言わざるを得ない!」
       
   
斉藤さん
「そ、それはそうかもしれませんが…でも…」
       
   
店員
「では聞くが、今までに『全部自分が悪い』と考えたことは全部、100%お前が悪かったのか!?」
    
   
斉藤さん
「い、いや…100%全部私が悪かったということは…」
      
   
店員
「それなのに、『全部自分が悪い』と考えてしまう。その考え方は明らかにおかしい。そのような考えを、個人化という思考の癖だと言うのだ!」   
       
   
店員
「『個人化』をしている状態は辛いものだ。自分が悪いという前提で生きていると、その精神的負担は測り知れない。周りの人間が皆、敵に見え、気も許せなくなるだろう。」
       
   
斉藤さん
「は、はい…」
       
   
店員
「さらに個人化の一番の問題点は、自分を『悲劇のヒロイン化』し、自責の念ばかりに意識を向けてしまって、そこから一歩も進むことができなくなってしまうことだ。」
       
   
斉藤さん
「…わ、私はいったい…どうしたらいいんですか…?」
       
   
店員
「まずは、お前のその考え方が、お前の本質とはまったく関係がない、個人化という思考癖だということに気付け!そして、その個人化という心理状態をどうするかを考えるんだ!」
       
   
斉藤さん
「ぐ、具体的には…?」
       
   
店員
「簡単なことだ。『個人化』に飲み込まれそうになったら、こう考えろ。『本当に、私が悪いのか?』とな。」
    
   
斉藤さん
「本当に、私が悪いのか…」
      
   
店員
「例えば上司が不機嫌そうだとしよう。お前はその不機嫌の理由を確認したことはあるか?」
         
    
斉藤さん
「い、いえ…しません…恐いので…」
      
   
店員
「それだ。そのような不安感から、相手に確認もせず、結果、一人で悶々とするのだろう。一人で悶々とする思考に陥ると、まずポジティブな方向には考えられない。そして、さらに『個人化』のスパイラルへとはまっていくんだ」
       
   
斉藤さん
「確かに…」
       
   
店員
「まずは確認しろ。案外、お前とは全く関係無いことで、上司は不機嫌だったりするものだ」
       
   
斉藤さん
「は、はい…。」
       
   
店員
「そして、責任を全て自分が取らねばならないという考えをやめろ。お前が誰かに影響を与えたとしても、行動した結果の責任は、行動した当人がとるものだ。それが、健全な大人の在り方だ。」
      
   
斉藤さん
「そうですね…」
       
   
店員
「まとめると、だな」
       
   
斉藤さん
「はい」
      
   
店員
「『私が全て悪い』と思ったときは、『直すべき思考の癖《個人化》』なのだと気付け。そして、私は本当に悪いのか?という事実を確認しろ。一人で悩むな。さらに、全ての責任を、私がとる必要があるのか?を冷静に考えるんだ。」
       
   
店員
「お前が抱えている荷物は、『責任』ではない。『罪悪感』という感情なんだ。その罪悪感を手放していくことで、個人化は緩和され、お前は自由になっていくんだ」
    
   
斉藤さん
「店員さん…ありがとう…」
       
   
店員
「ふっ…何度も言わせるな…俺は…カウンセラー…だ…ぐふっ」
       
   
  
(ドスぅぅぅぅぅぅぅン!)
       
   
   
斉藤さん
「そういえば、私の盾になってずっと棚を支えてくれていたんですよね!カウンセラーさん!カウンセラーさぁぁぁぁん!」
    
 
  
ー翌日PM12:15”エピローグ”ー
  
   
 
斉藤さん
「本当に、良かった…。師長、私のことで怒っていたんじゃなかったんだ。むしろ私のことを心配して、遅くまで残って、見守っていてくれてただなんて。ちょっと不器用なところもある、可愛らしい人なんだな。勇気を出して、師長に聞いてみて良かった…。」
       
   
斉藤さん
「昨日の店員さんに報告しなくちゃ」
       
   

       
   
別の店員
「あ、あの人ね…店をめちゃくちゃにしたから、クビになったみたいだよ。」
       
   
斉藤さん
「!! そんな…」
      
   
斉藤さん
「でも、実際、私は棚に触ってなかったし、私が悪いんじゃないんだよね。『個人化』から、ちょっと、開放された気がする。店員さん、ありがとう。また…どこかで会えるよね…!」
   
  

  
《続く》
   
    
*****************  
   
著:さいとうよしゆき《Facebookへ》
    

元精神科看護師。5000人の心のケアを担当。自身が無価値感に苦しんだ幼少期も活かし
「私には自信も価値もない」という前提が出来上がってしまう【自己否定症候群】に苦しむ人の再起を、
出逢い直しメソッドでサポートし、最終的に「次は、あなたが誰かを癒す存在になる」という目標に向かい
「あなただからこそできる、世の中のための価値」の発見までを実現するカウンセラー。
   
   
   
◎メールマガジン「自分に自信を持つ方法」
◎「自己否定症候群」改善のための、
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